欠陥にフォーカス

リアルタイムの車体構造の自動品質管理

自動車産業では、接着接合が他の接合技術を置き換える主な技術となっています。エンジンとボディ部品を接合するには、理由があります。接合した車両は一般に、溶接した車両よりもクラッシュテストで良い成績を残しています。しかしそれは、部品が高品質で接合領域が完璧な場合です。そこで先進的な接着システムが、自動車産業で安全性を達成する要素となりました。メーカーにとって、あらゆる種類の産業用部品の信頼性の高い品質管理は不可欠です。基準に不適合な欠陥部品があると、生産効率に多大な影響を及ぼすからです。たとえば、コストの情報、生産期間および納期の長期化、リスクの増加、画像への破損の危険性などです。人間の目は常に正確というわけではなく、欠陥や異常を見過ごしがちです。不具合の自動検出は、多くの面で大きな可能性を秘めています。

用途:

これを受けてフランスの企業 PRODEO (本社カーン) は、画期的なデジタルソリューションを開発しました。CAMEO システムは、画像の自動撮影、ファイル管理と画像の保管、リアルタイムの画像処理と品質診断を、生産拠点から直接実現します。

正確には、CAMEO は CSR (コンプライアンス、安全性、規制) 仕様に従って部品の形状が一致しているか検証し、制御結果を文書化します。生産プロセス中に個々の部品の写真が撮影されます。リアルタイムで検証され、該当する法的要件、安全性要件、品質要件を満たすか確認されます。信頼できる画像処理ソリューションと特殊ファイル管理で画像を評価し、画像分析の結果を直接生産プロセスに引き継げます。

VOLVO Trucks の部品の画像撮影

CAMEO は当初、接着剤の手動ビード状塗布の適合性を確認するなど、自動車産業用に開発されました。RENAULT ALPINE、RENAULT NISSAN、VOLVO TRUCKS、CARL などのメーカーは CAMEO を実装済みで、特に車体部品の構造に使用しています。

システムは自律的に機能します。マスト、保護された光学機器付きカメラ、計算装置、画面とキーボードなどのシステムコンポーネントが完全に統合されています。CAMEO をバックアップネットワークに接続して、診断データを長期的にバックアップできます。構成は顧客固有の画像処理アルゴリズムで実行され、画像評価を最適化し、部品検査に最適な基準を作り出します。

ユーザーに配慮したシステム:

システムの開発では、操作性が大きな役割を果たしました。ソフトウェアのユーザーインターフェースは、簡単で使いやすくなっています。CAMEO コントロールはボタンを押すだけで開始できます。撮影後すぐに画像処理が実行され、誤差の診断はリアルタイムで記録され、画面に表示されます。診断データと写真はソフトウェアに保存されます。固有の命名、ローカルのアーカイブ、特殊なネットワーク機能で、データセキュリティを強化します。

画像処理アルゴリズムでは、部品の穴や構造ポイントを基準として使用し、寸法誤差の精度をチェックします。「接着剤のビード位置は、これらの基準から相対的に計算されます。カメラは高精度なので、存在、位置、寸法誤差を、幅 0.7 mm ごとにチェックできますこれに必要なのは、写真 1 枚だけです。後処理が不要になるほか、最終製品の品質と安全性が向上します。この場合は車両のボディです」と、PRODEO の画像処理ディレクター、Georges LAMY AU ROUSSEAU 氏は語ります

CAMEO の細心を払って取得した品質保証認定と製品のトレーサビリティにより、メーカーのリスクが大幅に削減されます。システムのパフォーマンスを最大化するため、PRODEO では IDS カメラによる画像撮影を選びました。

IDS uEye カメラは、同じソフトウェアをベースとして多様な用途に対応できるので、当社の産業ニーズに合わせて調整させています」と、LAMY AU ROUSSEAU 氏は言います。USB 2.0、USB 3.0、および GigE uEye カメラを混在して操作しても問題ありません。すべての IDS カメラに対して同一のソフトウェアパッケージ IDS Software Suite を使用できるからです。

多数のハウジングとオンボードレベルモデルを取り揃え、統合環境で使用できる空間や構成に応じてカメラモデルを選択できます。さらに、多数の適合する C マウントまたは CS マウントレンズを用意しています。各種の IDS カメラシリーズに強力なセンサーを搭載し、高フレームレートと解像度、多数の追加機能を利用できます。

IDS の USB2、USB3、GigE カメラ通信プロトコルで、ローカルでも、複数のカメラを同時に使用する複雑なマルチカメラシステムへの統合でも、使用できます。SDK に含まれたソフトウェアツールを利用すると、選択したカメラモデルとは関係なく、システムプロトタイピングを実行できます。カメラモデルを切り替えたり、別のカメラモデルを混在させたりするときに通信プロトコルが停止されないので、貴重な時間を節約できます。すべての uEye カメラに対して同一のソフトウェアパッケージは下位互換性があり、プログラミング行を変更せずに、交換したり混在させたりすることができます。

C/CS レンズホルダーにより、広角レンズを含め、広範なレンズを選択できます。 プラグアンドプレイ、およびデータ転送と電源の USB ワンケーブルソリューションにより、カメラの統合が非常に容易です

IDS Software Suite または USB3 Vision 規格対応バージョンがあります。Prodeo はカメラ向けの高度な保護システムを開発しました。カメラとレンズは丈夫なアルミニウム製カバーで保護され、カバーは 2 本のねじで固定されています。カメラを目的の方向に、レンズ調整リング (フォーカスと絞り) にアクセスできるよう設置できます。

Georges LAMY AU ROUSSEAU 氏にとって、CAMEO 画像分析システムで IDS カメラを使用するのは最適でした。「これらのカメラの汎用性と丈夫さにより、カメラを使用する産業環境の要件にすばやく対応できます」

今後の予定:

システムによって、誤差が最小化され、生産時間、コスト、製造リスクが削減されたため、品質保証が大幅に改善されました。 「数社の大手自動車メーカーが当社のイノベーションを利用しています」と、Georges LAMY AU ROUSSEAU 氏は強調します。接合は今後も活用されていると考えるのは、LAMY AU ROUSSEAU 氏だけではありません。同氏は次のように続けます。「手動のドロップ型塗布システムに共通する品質問題は、当社の画像処理ソリューションで解決できます」

しかし、CAMEO などのシステムでは、接着された部品だけにフォーカスすることができません。そこでこのような画像処理ソリューションは、汎用性と信頼性を備え、メーカーの品質管理を支援するようになりました。 このように欠陥の原因を簡単な方法で確実に特定できると、時間とコストを節約できます。この場合は最終的には、安全性とセキュリティの面でも先々役に立ちます。

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