製品活用例

安全に接続

uEye LE ボードレベルカメラによる接着ビードのリアルタイム品質検査

uEye LE ボードレベルカメラによる接着ビードのリアルタイム品質検査

現代の自動車産業において、接着接合は重要な技術になりました。Industrieverband Klebstoffe e.V. (adhesives industry association) によると、現代の自動車にはおよそ 15 ~ 18 kg の接着剤が含まれており、生産時にはいくつもの接着工程を経ています。接着接合は、溶接、ネジ止め、リベットに変わる新しい手法として、取り入れられることが増えています。その理由は簡単で、安全かつ経済的ということです。しかしそれを保証するには、接着剤やシーラントを高精度に塗布する必要があります。 フランスの企業 AKEOPLUS は、生産ライン上で直接リアルタイムで接着ビードをチェックする、AkeoBI センサーを開発しました。これにより、材料の堆積の品質が 100% 保証されます。

衝突試験では、一般に接着密度が高い車両の成績が高くなります。 これは接着される部品が接合時に悪影響を及ぼさないためです。溶接では熱が発生するので、使用されている材料や特性に影響が及ぶ可能性があります。 ネジの場合は穴があきます。それに対して接着剤の場合は、接合する材料に変化が生じないため、安全性にとってまさに重要な要素です。今ではエンジンとボディの製造に接着システムが使用されています。 シートメタルを相互にしっかり接続し、カーウィンドウを対応するフレームに固定し、ボディの剛性を強化します。 後者については、燃費の節約向上も確実になります。強力な接続、およびシーリングの必要条件となるのは、あらゆる接着プロセスにおける接着ビードの正確な塗布で、安全性にかかわる部品についてはとりわけ重要です。コーナー部分や曲線部分に至るまで、すべての場所に同じ品質で塗布しなければなりません。

uEye LE ボードレベルカメラによる接着ビードのリアルタイム品質検査
AkeoBi - 接着システムの品質検査用センサー

エラーの抑制とトレーサビリティ

AkeoBI は AKEOPLUS が開発したインテリジェントな清算ツールで、材料堆積の品質を 100% 保証します。センサーがアセンブリライン上で直接、グルー、マスティック、シリコン、フォームなど、あらゆる種類のビードをリアルタイムで検査します。 アセンブリラインに固定されたボルト上の接着ガン、または接着システムのロボットアームに直接取り付けられ、特殊なアルゴリズムがビード幅、連続性、位置をチェックし、+/- 0.5 mm の精度で材料の過剰または不足を検出します。これが毎秒 450 mm の速度で処理されます。

uEye LE ボードレベルカメラによる接着ビードのリアルタイム品質検査
軽量でコンパクトな AkeoBi は、
ほぼあらゆる生産プラントに設置できます

わずか 170 mm x 50 mm と小型で 1.5 kg と軽量な AkeoBI は、ほぼあらゆる生産プラントに設置できます。さまざまな用途の要件に適応するよう、システムを個別に設定できます。たとえば、中央ユニットで 2 台のセンサーを同時に使って検査を実施したり、ランダムチェックのみを実行したりできます。

AKEOPLUS では、特殊プログラムによる強力なソフトウェアを利用して、過去に保存された基準に基づいて材料塗布の欠陥を検出できます。その結果を、関連するユーザーインターフェース上で明確に視覚化します。チェックした各パーツのレポートを、各検査直後に確認できます。オペレーターは欠陥を即座に特定し、生産を中断せずにすばやく補正できます。これにより、不要なダウンタイムを回避でき、トレーサビリティが確保され、生産の信頼性が向上します。

uEye LE ボードレベルカメラによる接着ビードのリアルタイム品質検査
リアルタイムの検査:レポートを即座に確認できます
(OK または NOK)

3 台の高解像度カメラで 360° パノラマビュー

3 台の高解像度産業用カメラで、検査のベースとなる画像を提供し、AkeoBI に検査対象のコンポーネントの 360° パノラマビューを提供します。センサーに内蔵された高性能 LED が必要な照明となります。ここで使用される IDS Imaging Development Systems の GigE uEye LE カメラには、それぞれ e2v 製 1.3 メガピクセル CMOS センサーが搭載されています。卓越した光感度に加えて、この GigE ボードレベルカメラには他にも優れた機能が備わっています。たとえば UI-5241LE のセンサーには、グローバルシャッターとローリングシャッターのモデルがあり、操作中に切り替えられるので、要件や環境条件の変化に柔軟に対処できます。また、対象範囲 (AOI) は最大で 4 つまで使用できます。

このため、複数の特性を同時にチェックしたり、パラメーターを変えて露出して AOI を取得したりすることができます。このため、品質保証におけるスペース要件の厳しい検査タスクに最適なカメラモデルと言えます。

このコンパクトな産業用カメラの速度も、AKEOPLUS の要件に理想的でした。コストパフォーマンスや、IDS Software Suite、IDS 標準のプラグアンドプレイ機能も、決定的な要因でした。 「IDS Software Suite の効果的なプログラミングインターフェースにより、カメラを正確かつ容易に設定できました。実際、ピクセルフォーマット、画像サイズ、周波数および必要な機能を、事前にテストし、精密に定義できました。その後、カメラソフトウェアで画像を処理しました。撮影の開始、停止、周波数は、高性能の IDS Camera Manager によって精密に制御されました」と、AKEOPLUS の開発者 Thibaud Cheippe 氏は説明します。

今後の予定:

uEye LE ボードレベルカメラによる接着ビードのリアルタイム品質検査
自動車産業などでの使用例

100 台を越える AkeoBI センサーがすでに世界中で使用されています。その中の 1 つであるフランスの自動車メーカー Groupe PSA は、Citroën、Opel、Peugeot などのブランドを所有しています。しかし、高解像度カメラ、高性能 LED、照合アルゴリズムを組み合わせると、さまざまな業界の企業にとって、接着ビードの品質を向上させるチャンスが生まれ、製品の品質も向上します。同時に、実質的な競争力も実現します。自動車産業に加えて、バリューチェーンや航空業界のさまざまな段階のサプライヤーも、センサーによる効率や高レベルのトレーサビリティを活用できます。安全性に関連するパーツは特に 100% の検査が要求されるので、生産ラインでのリアルタイムで実行することで、コスト効果が高レベルになります。 AKEOPLUS のカメラ対応ソリューションにより、安全な接続が実現し、価値が提供されます。

GigE uEye LE ボードレベル産業用カメラ:コンパクトな CMOS シングルボードカメラ、優れた画質と多彩な機能を搭載

インターフェース:  GigE
モデル:  UI-5241LE
センサーのタイプ:  CMOS
メーカー: e2v
フレームレート:  50.0 fps
解像度:  1280 x 1024/1.31 MPix
シャッター:  グローバルシャッター、グローバルスタートシャッター、ローリングシャッター
光学クラス:1/1.8"
寸法:  45.0 mm x 45.0 mm x 26.5 mm
重量:  24 g
インターフェースコネクター GigE RJ45
用途:  3D スキャン、セキュリティ技術、視線および動作追跡、交通監視およびナンバープレート認識、産業用画像処理、品質保証、医療技術、天文学

クライアント

AKEOPLUS

フランスおよびその他の国々で、さまざまな業界において長年の経験を積んだ AKEOPLUS では、オートメーション、データおよび運用効率の分野における能力を組み合わせて、インダストリー 4.0 に向けた適応型でスケーラブルなアシスタントを開発しています。顧客向けにデジタル技術を強力な成長力とすることを目指し、個別にカスタマイズされた、将来を見据えた技術ソリューションを作成しました。

www.akeoplus.com