認識ピックアップ。包装。

Ensenso 3D カメラを使ったビンピッキングアプリケーションで生産性を向上

短いサイクルタイム、スクラップ量の減少、在庫量の最小化。未来の工場はネットワーク化が進み、経済性が重視されます。ここで重要な役割を果たすのが、産業用画像処理です。ドイツを本拠地とする Pose Automation GmbH は、この分野での専門家です。このシステムインテグレーターは、マシンビジョンおよびロボット工学用のハイテクシステムを開発しています。その一例が獣医学向けのカテーテルを把持するビンピッキングアプリケーションで、IDS Imaging Development Systems GmbH の Ensenso 3D カメラを搭載しています。

応用

高品質でありながら収益性を向上させることが、新しい製造プロセスの生産環境の要件です。このような性能の向上を達成するには、追跡可能なプロセスによるアクティブな品質管理と、部品数の削減、準備時間そしてスループット時間の短縮が、何よりも有効です。これこそ、Pose Automation が採用したアプローチです。同社は、獣医学分野の顧客向けにカスタマイズした、カテーテルを包装マシンに仕分けするロボットマシンを開発しました。

生産された大量のカテーテルが、選別されていない状態でコンベアベルトに載せられ、ロボットアームの把持領域に搬送されます。システムには Ensenso 3D カメラが搭載され、個々の部品を迅速に見分けます。カメラは向きがばらばらのカテーテルを検出し、その 3 次元点群を提供します。接続されている画像処理システムはこの情報を使用して、把持する物体の位置と方向を計算します。ロボットは狙いを定めて物体を制御し、サイクルごとに 2 つの部品を把持し、それぞれ形成用チューブに挿入します。異なる設計のカテーテルを認識して把持し、さらにホース部品の取り付けなど、組み立てることも可能です。

Ensenso カメラは向きがばらばらのカテーテルを検出し、 その 3 次元点群を提供します。

このようにして、さまざまな生産ラインからのさまざまなカテーテルを同じ包装マシンで包装できます。顧客のニーズに的確に合わせて製品を納品することができ、最終製品の在庫量を最小に抑えられます。これによって、生産能力の稼働率に合わせた最適な調整により、生産性が向上します。

今後の予定

ロボットと 3D テクノロジーを使用して、製造プロセスの柔軟性を向上できます。すべての業界で製品の製造が確実に高速化され、グローバル環境でも競争上の利点となることは間違いありません。画像処理は、2D データと 3D データのいずれをベースとしていても、決定的な役割を果たします。デジタル変革に向けた新たな可能性を実現します。これまで以上にスマートなカメラと、強力なセンサーとアプリケーションが市場に現れようとしています。つまり、次のモットーに従って努力を続けていくことが大切です。認識してテストしてアクセス。

Ensenso N35 : 3D ビジョンの概念を刷新。