
IDS peak 1.0 リリースノート
はじめに
このリリースノートでは、IDS Vision Suite の後継となる IDS peak 1.0 の新機能を説明します。IDS peak には、IDS Vision Cockpit や便利なコマンドラインツールといった以前の IDS Vision Suite の内容に加えて、GigE Vision および USB3 Vision 準拠産業用カメラ向けのプログラミング API が含まれており、ソフトウェアパッケージのスコープが拡大されています。
IDS peak 1.0
ソフトウェアコンポーネント
IDS peak |
IDS Vision Suite |
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IDS Vision TL
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IDS Vision TL
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IDS Vision Cockpit |
IDS Vision Cockpit |
IDS peak ツール
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IDS Vision ツール
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新製品: IDS peak SDK
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- |
新製品: サンプル
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サンプル
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新製品
IDS peak API
IDS peak API には、ユーザー独自のアプリケーションを直接開発するために必要なすべてのコンポーネントが揃っています。オブジェクト指向なので、IDS peak では基盤の GenAPI および GenTL をシンプルな方法で簡単に使用できます。その他にも便利な機能があり、デバイスアクセスやバッファー処理などの抽象化レベルがシンプルになります。
IDS peak IPL
IDS peak IPL (画像処理ライブラリ) はオブジェクト指向 C++ ライブラリで、画像データを処理する特殊機能を提供します。たとえば、IDS peak API によってカメラで取得された未加工の画像をカラーに変換できます (デベイヤー)。
USB3 Vision 向け IDS GenICam Producer
USB3 Vision 向け IDS GenICam Producer は GigE Vision 向けの既存の転送レイヤーを補完します。これにより、GenICam インターフェースに基づき、USB3 Vision への固有のサポートを持たないアプリケーションまたはサードパーティソフトウェアを使用できるようになります。IDS Vision Cockpit に IDS GenTL Producer (GEV/U3V) をインストールすることを推奨します。
IDS peak のサンプル
すべてのサンプルは実行可能ファイル (バイナリ) および IDS peak のソースコードとして提供されます。以下のサンプルが IDS peak に付属します。
DeviceTree |
完全なモジュールツリーを作成します。 |
GetFirstPixel |
カメラを開き、定義された画像数の最初のピクセルをコマンドラインに出力します。 開いているカメラが画像を撮影できるか、テストします。 ピクセル値に基づき、最初の顕彰を実行できます (明/暗)。 |
LegoTrigger |
テクニカルティップス「レゴの原則によるトリガー」で取り上げた、さまざまなトリガーケースを実装します。 |
OpenCamera |
カメラを開き、いくつかのカメラノードを読み出します。 カメラを見つけて開けるか、テストします。 |
OpenCameraBySerNo |
特定のシリアル番号を持つカメラを開き、いくつかのカメラノードを読み取ります。 |
OpenCameraSelectCti |
特定の CTI を持つカメラを開き、いくつかのカメラノードを読み取ります。 |
SaveImagesLiveQtWidgets |
カメラを開き、ライブ画像を表示します。このために QtWidgets を使用します。ボタンを押すと、IDS peak IPL を使用して 1 枚の画像を保存できます。 |
SimpleLiveQml |
カメラを開き、ライブ画像を表示します。このために QML (Qt メタオブジェクト言語) を使用します。 |
SimpleLiveQtWidgets |
カメラを開き、ライブ画像を表示します。このために QtWidgets を使用します。 |
WalkThrough |
IDS peak API を利用して、カメラと機能を処理する方法を詳しく説明します。 |
既知の問題
- サードパーティの転送レイヤーを IDS peak で使用できます。ただし、これらの転送レイヤーが常に IDS 製品との完全な互換性があるかは保証されません。一部のメーカーは転送レイヤーで機能をブロックしたり、GenTL 規格を別の解釈で実装したりすることがあります。
- IDS Vision Cockpit を開いた後にネットワークアダプターが追加、削除、アクティブ化または非アクティブ化された場合、IDS Vision Cockpit を再起動しないと変更は表示されません。
- 正常にパケットを再転送するには、画像バッファーを作成するとき、受信する画像サイズに対応していることを確認してください。
状态:2019-07-22