IDS Software Suite 4.96 リリースノート

新しいカメラファミリ

さまざまな製品で使用されている各種の電子部品や半導体製品が世界的に入手困難な状況にあって、IDS Imaging Development Systems も自社カメラの製造において制約が生じています。今後以下に一覧する製品をお客様に提供できるように、これらのカメラの電子部品についてわずかな変更を加えます。カメラの機能には一切変更はありません。

具体的には、以下の CP、FA、SE、LE ファミリーの GigE uEye カメラについて、段階的に代替ハードウェアリビジョンと、残念ながら品薄となっている従来の GigE モデルを提供します。お客様のプロジェクトには、新しいハードウェアリビジョンの使用をお勧めします。

• GigE uEye CP Rev.2.2
• GigE uEye FA Rev.1.2
• GigE uEye SE Rev.4.2
• GigE uEye LE Rev.1.2

これらの GigE uEye カメラは IDS Software Suite 4.96.1 およびそれ以降のバージョンでサポートされています。これらのモデルは、以前のバージョンでは動作しません。
一般に、IDS Software Suite の最新バージョンである 4.96.1 へのアップグレードを推奨します。最新の機能と安定性の高いソフトウェアを利用できます。

全般的な改善

• HALCON インターフェースのインストールが失敗するバグを修正
• ドライバーによる DHCP メッセージのフィルタリングが正しくないバグを修正
• フォーカス AOI の値範囲を下位側に拡張
• UI-3370CP / UI-5370CP:IS_AOI_IMAGE_GET_SIZE_MAX が不正な値を返し、Linux の uEye デモで AOI スライダーの範囲が正しくないバグを修正
• CMake Find モジュールを提供

既知の問題

• IDS ラインスキャンでは、GigE uEye CP Rev. 2 モデルで、ピクセルクロックが 60 MHz を超える 2 つの画像間で、ラインが失われることがあります。
• UI-313xCP Rev. 2:ハードウェアトリガーモードで最小の AOI を使用すると、画像が完全に失われる場合があります。

onsemi センサーベースの uEye カメラ

以下のカメラモデルのドライバーバージョン 4.96.1 によるサポートが終了します。

• UI-122xLE および UI-122xSE (USB 2)、UI-322xCP (USB 3)、UI-522xCP、UI-522xSE および UI-522xRE PoE (GigE)、PDN_IDS_2021-02-25_UI-122x_UI-322x_UI-522x.pdf を参照
• UI-146xLE および UI-146xSE (USB 2)、UI-546xSE および UI-546xRE PoE (GigE)、PDN_IDS_2021-02-26_UI-146x_UI-546x.pdf を参照
• UI-155xLE および UI-155xSE (USB 2)、UI-555xSE および UI-555xRE PoE (GigE)、PDN_IDS_2020-02-26_UI-155x_UI-555x_UV-155x.pdf を参照
• UI-164xLE および UI-164xSE (USB 2)、UI-564xSE および UI-564xRE PoE (GigE)、PDN_IDS_2021-02-26_UI-164x_UI-564x.pdf を参照