IDS peak

IDS peak 1.2 リリースノート

はじめに

これらのリリースノートは IDS peak 1.2 への変更点を説明しています。このバージョンでは .NET (C# を含む) と C/C++ に加えて Python がサポートされるようになりました。さらに、IDS Vision Cockpit の機能が強化されました。

IDS peak 1.2.1

全般的な改善

  • USB 転送レイヤーの強度を向上。パイプラインストールなどの USB チャネルの問題が発生した場合のエラーリカバリーを改善。
  • 新しいノードグループが USB 監視専用に導入されました ("USBMonitor")。これにより、USB チャネルの安定性 (エラー/リカバリーの回数) を追跡できます。
  • バグ修正

ステータス:2021-03-11

IDS peak 1.2

新機能および変更された機能

プログラミング言語 Python

IDS peak バージョン 1.2 では、Windows または Linux において Python でプログラミングが可能です。プログラミングの説明は IDS peak API マニュアルや IDS peak IPL マニュアルに記載されています。また、Python の 2 つのプログラミングサンプルも含まれています。

C++ の新しいプログラミングサンプル

C++ について、以下のプログラミングサンプルが追加されました。

カメラパラメーターの保存

カメラパラメーターをカメラからホスト PC に保存したり、パラメーターをホスト PC からカメラにロードしたりできます。これにより、UserSets を使用してカメラパラメーターをカメラに保存できるように機能が拡張されます。カメラパラメーターを PC にエクスポートして後で復元できるようになります。

IDS Vision Cockpit の機能強化

設定ダイアログの設計が刷新され、多数の設定を簡単に指定できるようになりました。

IDS Vision Cockpit で、線分、円、テキストなど、ラベルや注釈を画像に追加できるようになりました。また、画像にタイムスタンプや十字マークを挿入できます。注釈ありでもなしでも画像を保存できます。

"Draw measurement" ツールでは、事前に測定の換算率を指定して、画像内で直接測定できます。

uEye XLE USB 3 の自動化機能

IDS Vision Cockpit で uEye XLE USB 3 専用の自動化機能が提供されました。固有のアプリケーション向けのサンプルコードとしても利用できます。これらの機能はホスト上で直接実行されます (IDS peak API の一部ではありません)。

全般的な改善

  • シンプルになった、IDS Vision Cockpit で 1 台のカメラを開くワークフロー。
  • 90°単位で画像を回転する API 関数 (IDS peak IPL を使用)。
  • IDS peak API および IDS Vision Cockpit でのカメライベント (RemoteDevice イベント) のサポート(この機能は今後のファームウェアバージョンでサポートされます)。

既知の問題

  • サードパーティの転送レイヤーを IDS peak で使用できます。ただし、これらの転送レイヤーが常に IDS 製品との完全な互換性があるかは保証されません。一部のメーカーは転送レイヤーで機能をブロックしたり、GenTL 規格を別の解釈で実装したりすることがあります。
  • IDS Vision Cockpit を開いた後にネットワークアダプターが追加、削除、アクティブ化または非アクティブ化された場合、IDS Vision Cockpit を再起動しないと変更は表示されません。
  • 複数のカメラが IDS Vision Cockpit のタイルビューで開いている場合、下部にスクロールバーは表示されません。

ステータス:2021-01-21