完璧な画像を自動で撮影

このカメラと標準的な消費者向け Web カメラとの違い

uEye XC は、Web カメラの標準的な機能とメリットを持ち、デメリットを排除した産業用カメラを目指して開発されました。標準的な産業用カメラと比べて、コストを削減し、Web カメラの人気の理由である機能性に集中させるため、カメラの基本機能に絞り込みました。

USB3 接続なので、ケーブル 1 本だけでカメラを簡単にすばやく使用できます。USB3 はコスト効果の高い標準インターフェースとして広く普及しており、電力と十分なパフォーマンスを提供し、高解像度画像をライブ転送できます。フォーカス、ゲイン、シャッター速度、ホワイトバランス、ガンマ、カラーに対するカメラ内オート機能を搭載し、コードの作成はまったく不要で、いつでも完璧な画像を生成します。完全なプラグアンドプレイなので、プラグインするだけでカメラは標準的な Web カメラと同様に動作し、機能面で劣ることはありません。

消費者市場向けの Web カメラと比較した長所

消費者市場向けの Web カメラとは異なり、uEye XC は産業用コンポーネントで構築されています。このため、長期にわたる製品ライフサイクルが保証され、このカメラモデルを長期間変わることなく提供できます。さらに、軽量でありながら強力なダイキャスト金属製ハウジングにより、過酷な環境条件でも高品質と堅牢性が実現します。そしてねじ止め式 USB コネクターが装備され、カメラが移動する用途であっても抜け落ちを防止します。標準的な産業用として、uEye XC にはプログラム可能なソフトウェアインターフェースが搭載され、完全な制御が可能で、固有のソフトウェアアプリケーションに統合できます。

uEye XC が適している用途

消費者向け Web カメラがこれまで使用されていた、低コストで手間をかけずに完璧な画像を生成し、同時に産業品質も重要な要件である、あらゆる用途でその機能を発揮します。フル HD と 4K 画像フォーマット、多数の自動画像強調機能を活用して、画像データはマシンビジョンと評価よりも人間の目を対象として最適化されます。軽量でコンパクトなので、どこででも簡単に使用できます。
uEye XC は、次のような用途例で強みを発揮します。

  • ロボット工学の分野において、ロボットアーム上 (軽量、ケーブル 1 本の操作、オートフォーカス)
  • スマートリテール (広視野角、オートフォーカス、4K 解像度)
  • ATM や発券機など、または古い携帯電話の全自動回収機などのキオスクシステム (4K 解像度、デジタルズーム、人物認識)
  • 自律走行移動カートなどの物流およびイントラロジスティクス用途 (常に動作距離が変化する場合のオートフォーカス)
  • 皮膚スキャンなどの医療分野 (マクロレンズアクセサリー)
  • 人物計数などの屋外用途 (自動輝度、オートフォーカス)

これまでの uEye XC と新しいバージョンの違い

以前のバージョンと比べると、新しい uEye XC はソフトウェア面では Vision Standard 準拠になり、IDS peak と完全互換になりました。オートフォーカス/センサーモジュールと、独立した ISP により、産業標準コンポーネントのみでカメラを構築できるようになりました。旧バージョンは消費者セクターの SoC を使用していたため、長期の可用性がなく、開発の余地もわずかでした。新しいハードウェアコンセプトでは、長期供給が保証され、製品ライフサイクルが延長されました。その一方で、使用するコンポーネントの面で柔軟性が高まり、異なるセンサーと解像度のモデルの追加などができるようになりました。さらに、プログラマブル ISP により、JPEG エンコーダー、顔認識、自動パン&ズーム、人物追跡など、今後のアップデートで追加のオンカメラ機能を搭載できます。

新しい XC のその他の明確なメリットは、高解像度 13MP 画像を 25 fps でライブで転送できることで、以前はレートを落とさなければ転送できませんでした。また、新しいカメラは旧モデルの実績あるメリットを踏襲し、機能面で劣ることはありません。新モデルは非常に人気のある uEye XC を大幅に改良したバージョンです。