IDS 製品活用例:レタスの収穫を自動化するロボットソリューション
農業工学と機械の専門家からなる英国の研究チームが、IDS カメラで収穫ロボットを開発
レタスは、ヨーロッパや米国において貴重な作物です。しかし労働力不足により、この価値ある露地野菜の収穫が困難になっています。収穫作業に携わる十分な人数の季節労働者の手配が、この業界での最大の課題の 1 つです。さらに、生産者価格が賃金の上昇に追いついていないので、利幅は非常に狭くなっています。
英国では、農業工学と機械の専門家が IDS と共同で、レタス収穫を自動化するロボットソリューションを開発しています。同チームは Innovate UK が資金を提供するプロジェクトに取り組み、Grimme 農業機械ファクトリー、Agri-EPI Centre (英国エジンバラ)、ハーパーアダムス大学 (英国ニューポート)、西イングランド大学 Centre for Machine Vision (ブリストル)、そして英国の 2 大サラダメーカーの専門家がチームに参加しています。作成中のプロトタイプ収穫ロボットには、uEye FA ファミリーの GigE Vision カメラが取り付けられています。
プロジェクトでは、既存のリーキ収穫機械を改造して、レタスを地面から持ち上げてピンチベルトで挟みます。レタスの外側にある「ラッパー」となる外葉は、自動的に取り去られ、茎がむき出しになります。マシンビジョンと人工知能を使用して、茎を切断する場所を正確に判定し、レタスの本体をきれいに切り分けます。
「レタスの刈り取りプロセスは、G の子会社のSalad Harvesting Services Ltd. によると、自動化プロセスにおいて技術的に最も複雑なステップです」と、IDS 製品セールススペシャリスト Rob Webb は言います。