IDS peak 2.0 リリースノート

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はじめに

本リリースノートは IDS peak 2.0 の変更について説明します。このバージョンでは新しいインターフェースと新しいアプリケーションが導入されています。IDS peak comfortC インターフェースにより、多数の便利な機能を使用して C で簡単にプログラミングできます。IDS peak Cockpit により、すべてのカメラ機能に容易にアクセスでき、いくつかの便利なツールも用意されています。

IDS peak では、IDS 転送レイヤーと組み合わせてサードパーティのカメラを使用することはできません。また、サードパーティの転送レイヤーは IDS peak に表示されません。一部のメーカーでは転送レイヤーでの機能をロックしたり、GenTL 規格の別の解釈を実装したりしているので、これらの転送レイヤーが uEye+ カメラと常に対応することは保証できません。

IDS peak 2.0.1

全般的な改善

  • IP アドレスが不正になる "ids_ipconfig" ツールのエラーを修正しました。
  • IDS peak Cockpit のさまざまな機能改善:
    • 一部のテキストの表示が不完全になる、ユーザーインターフェースのフォントに関するエラーを修正しました。
    • 一部のダイアログにスクロールオプションを追加し、縮小ビューでもダイアログを正しく表示できるようにしました。
    • カメラメモリへのアクセスが修正され、カメラメモリ全体の読み取りと保存が可能になりました。
    • Linux での言語切り替え時のエラーが修正されました。
    • 8 ビットを超えるピクセルフォーマットを使用して画像を自動保存するときのエラーを修正しました。

ステータス:2022-02-28

IDS peak 2.0

新機能および変更された機能

IDS peak Cockpit

新しい IDS peak Cockpit は IDS peak 2.0 で IDS Vision Cockpit を置き換えるものです。先進的なユーザーインターフェースによる操作性の向上に加えて、レイアウトの明暗を選択できます。IDS peak Cockpit では、Windows と Linux のどちらの環境にも同じ機能を提供します。ユーザーインターフェースは英語とドイツ語で提供されます。

IDS peak Cockpit - カメラウィンドウ
カメラウィンドウには、カメラを構成するためのすべての設定とツールが表示されます。
IDS peak Cockpit - カメラ構成
さまざまな設定ダイアログで、ROI の位置やサイズ、トリガー設定など、カメラ構成を設定できます。
IDS peak Cockpit - 描画ツール
描画ツールを使用して画像にマークを付けられます。
IDS peak Cockpit - ヒストグラム
ヒストグラム以外に、拡大機能付きのピクセルビューアーも使用できます。
IDS peak Cockpit - Camera Manager
Camera Manager には基本ビューとエキスパートビューがあり、カメラのファームウェアを容易にアップデートできます。
IP 設定により、GigE カメラの IP アドレスを簡単に設定できます。
IP 設定により、GigE カメラの IP アドレスを簡単に設定できます。
帯域幅管理により、接続された複数の GigE カメラで使用できる帯域幅を共有できます。
帯域幅管理により、接続された複数の GigE カメラで使用できる帯域幅を共有できます。
IDS peak Cockpit - 汎用パラメーター
[Generic Parameters] ダイアログで、ユーザー定義のダイアログを作成できます。

IDS peak Cockpit のその他の機能:

  • ダイアログによるワークスペースの設定および保存
  • パフォーマンスモニター
  • 画像内のシャープネス測定
  • カメラ設定の読み込みおよび保存
  • 画像の自動保存
  • 起動時のカメラのユーザーセット読み込み

IDS Vision Cockpit に関する注記
IDS Vision Cockpit は現時点で IDS peak リリース 2.0 にも含まれています。今後は除外され、新しいアプリケーションには推奨されなくなります。

新製品:IDS peak comfortC

IDS peak comfortC により、GenICam 規格を詳しく調べなくても、多数の便利な機能を使用して C で簡単にプログラミングできます。プログラミングの説明は IDS peak comfortSDK マニュアルに記載されています。また、新しいプログラミングサンプルも含まれています。

IDS peak comfortC のサンプル

すべてのサンプルは実行可能ファイル (バイナリ) および IDS peak のオープンソースコードとして提供されます。以下のサンプルが IDS peak comfortC に付属します。

configure_camera_gfa

カメラの NodeMap に直接アクセスできる、「Generic Feature Access」を示します。

simple_live_qtwidgets

カメラを開き、ライブ画像を表示します。このために QtWidgets を使用します。

trigger_live_qtwidgets

トリガーディレイなど、トリガーされた撮影の使用やトリガーパラメーターの設定を示します。このために QtWidgets を使用します。

walkthrough

カメラリストを取得し、使用できる最初のカメラを開きます。フレームレートは最大に設定され、100 枚の画像が撮影されます。その後、カメラは閉じられます。

全般的な改善

  • GigE カメラのパフォーマンスの向上
  • Python インターフェースのバグ修正

既知の問題

  • IDS peak Cockpit を開いた後にネットワークアダプターが追加、削除、アクティブ化または非アクティブ化された場合、IDS peak Cockpit を再起動しないと変更は表示されません。
  • IDS Vision Cockpit を開いた後にネットワークアダプターが追加、削除、アクティブ化または非アクティブ化された場合、IDS Vision Cockpit を再起動しないと変更は表示されません。
  • 複数のカメラが IDS Vision Cockpit のタイルビューで開いている場合、下部にスクロールバーは表示されません。

ステータス:2022-02-03

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