IDS 3Dカメラ Ensenso XR

Ensenso XR シリーズ 組み込み 3D ビジョン

Ensenso XR シリーズは、Ensenso X シリーズの柔軟なモジュール式設計と、組み込みシステムの利点を組み合わせた製品です。新しい高性能 XR プロジェクタユニットは、システムオンチップを内蔵し、画像データを独自に処理することで、3D データをカメラから直接利用可能にします。XRシリーズの3D性能は、高性能なCore i7デスクトップCPUに匹敵します。計算負荷の大きい処理をカメラに移すことで、高性能な産業用PCで処理する必要がなくなります。さらに、高解像度 2D RAW データではなく、3D の結果データを転送することで、ネットワーク負荷を軽減できます。特にマルチカメラシステムでは、XRシリーズのリソースを節約する特性が大きなメリットとなります。

GigE インターフェース

FlexView2

可変ベースライン

トリガー&フラッシュ

保護等級 IP65/67

オンボード処理

Made in Germany

IDS Ensenso X36 3Dカメラ前面図

Ensenso XR30
ステレオビジョンカメラ

  • FPGAで直接データ処理
  • 動きのある大きな対象物の高解像度点群
  • 1組の画像だけで正確な3Dデータ
  • 保護等級 IP65/67

システムの構造と周辺機器

各 Ensenso XR30 3D カメラシステムは、新しい XR プロジェクターユニット、1.6 MP CMOS センサーを搭載した 2 台の IDS GigE カメラ、取り付けブラケット、3 つのレンズ、およびカメラと XR プロジェクターユニットを接続するためのパッチケーブルで構成されています。IP65/67 保護等級により、このシステムには専用ケーブルに加え、カメラおよびプロジェクター用のレンズチューブも含まれています。

IDS Ensenso XR36 3Dカメラ前面図

Ensenso XR36
ステレオビジョンカメラ

  • 静止した対象物の 3D 解像度を最大限に引き出すFlexView2
  • FPGA で最大 16 組の画像ペアを直接データ処理
  • カメラシステム内の並列処理による高いフレームレート
  • ホストPCへのデータ転送により時間のロスなし
  • 保護等級 IP65/67

システムの構造と周辺機器

FlexView2 テクノロジーを搭載した各 Ensenso XR36 3D カメラシステムは、新しい XR プロジェクターユニット、1.6 MP CMOS センサーを搭載した 2 台の IDS GigE カメラ、取り付けブラケット、3 つのレンズ、およびカメラと XR プロジェクターユニットを接続するためのパッチケーブルで構成されています。IP65/67 保護等級により、このシステムには専用ケーブルに加え、カメラおよびプロジェクター用のレンズチューブも含まれています。

厳しい環境に対応するモジュール式3Dビジョン

内蔵のフロントライトが、作業環境や 2D カメラ画像の画質のキャリブレーションをサポートします。Xシリーズと同様に、XR シリーズも選択した GigE uEye カメラモデルと組み合わせて、お客様の要件に合わせた 3D カメラシステムに柔軟にカスタマイズすることができます。

Ensenso XR シリーズの IDS 3D カメラの背面図と接続部
Ensenso XR シリーズの IDS 3D カメラの正面図

さまざまなベースラインと焦点距離により、5 m を越える動作距離を可能とし、積載量の多いパレットや部屋全体など、体積が数立方メートルにも及ぶ対象物も撮影できます。Ensenso XR モデルは、1.6 MP の Sony センサーを搭載し、IP65/67 規格により、汚れ、ほこり、水しぶき、洗浄剤、およびレンズの偶発的なずれから保護されています。

組み込み3Dビジョンアプリケーション

ロボットビジョン(例:パレタイジング、コンベヤーベルトへの積み込み)

ロボットアプリケーション(例:ビンピッキング)

医療技術(例:患者のポジショニング)

3Dオブジェクトの認識、位置特定、分類

Ensenso SDK

Ensenso XR 3D カメラシリーズのモデルも、Ensenso SDK を使用して簡単にセットアップして操作できます。用途に合うモデルをお探しの際は、ぜひ3Dカメラ検索をご活用ください。

Ensenso SDK 3.3 のリリース以降、Ensenso PartFinder を使用して、独自の CAD 形状に基づいて 3D ポイントクラウド内のオブジェクトの位置を特定することも可能になりました。このソフトウェアモジュールを使用するには、別途ライセンスが必要です。ツールの機能や特長についてはこちらのビデオでご覧ください。